1月から12月まで。株は「いつ」が強かった?

1月から12月まで。
株は「いつ」が強かった?
「1月効果」「セルインメイ」「夏枯れ」「サンタクロースラリー」……。名前だけ聞くと難しそう。でも、月ごとに並べると意外とシンプルです。
12か月アノマリーカレンダー
1959〜2021年・63年分1月効果
年間最強クラス。年末の売りの反動や海外勢の買い戻しが後押し。
節分天井
「天井」の後に暴落するわけではなく、勢いが止まって横ばいになる程度。
彼岸底
名前の印象ほど弱くない。数日軟調になる場面はあっても月単位では好調。
新年度相場
年間2位の強さ。新年度への期待が株価を支えやすい月。
セルインメイ
5月単月ではほぼ五分五分。「売るべき」と言い切れるほど強くない。
株主総会シーズン
ボーナス資金や株主還元策の発表などが追い風になりやすい。
夏枯れ相場・前半
決算材料が一巡し、次の材料待ちになりやすい時期。
夏枯れ相場
夏季休暇で商いが薄くなり、値動きが荒れることも。
9月アノマリー
年間で最も低い上昇確率。過去の金融危機も7〜9月に集中。
10月効果
歴史的暴落が集中した月。でも月間ではプラスの年も半数近く。
勝ち月
配当の再投資や海外勢の買い越しが支えになりやすい。
サンタクロースラリー
12月25日以降だけで見ると、上昇確率は74%まで上がる。
※上昇確率は、その月の日経平均が前月より高く終わった確率。1959〜2021年、63年分のデータをもとにした検証です。
結局、どの月が強い?
数字だけ先に逆に、9月は47.6%。5月と7〜8月は49.2%。ただし、どの数字も「必ず上がる/下がる」という意味ではありません。
「アノマリー」って何?
難しい言葉はここだけざっくり言うと
理論だけでは説明しきれないけれど、過去のデータを見ると繰り返し観測される「値動きのクセ」のこと。
大事なのはここ
絶対に当たる法則ではありません。だから「名前」より「実際の勝率」を見るほうが大切です。
強いアノマリーには理由がある
ただのジンクスではない強かったアノマリーには、毎年ほぼ同じ時期に、同じ行動をする人がいるという共通点があります。
こうした需給の偏りが、同じ時期に繰り返されることで「クセ」として観測されることがあります。
一番有名なのに、意外と弱かった
セルインメイ「5月に売って秋まで戻ってくるな」という有名な格言ですが、5月単月の上昇確率は49.2%。4月末〜10月末の期間全体で見ても、勝率は52%でした。
さらに2019〜2025年は、この「休むべき期間」に日経平均が7年連続で上昇。2025年は5月から10月だけで45%上昇しました。
投資前に、この3つだけ確認
アノマリーとの付き合い方よくある質問
アノマリーを信じて投資すれば儲かる?
いいえ。勝率が高いものでも100%ではありません。参考情報のひとつとして扱い、それだけで売買を決めるのは避けたほうが安心です。
節分やお彼岸と株価に直接関係がある?
直接の関係はありません。1月効果による株高が一服するタイミングと、日本の暦の行事が近いことから、こう呼ばれるようになったと考えられています。
今回の中で一番強かったのは?
長期データでは、サンタクロースラリー(74%)と1月効果(68%)が安定していました。なお、これは別期間の検証値です。
まとめ
「夏は弱い」「5月は売る」など、株にはいろいろな格言があります。
でも、名前だけでは強さはわからない。
カレンダーを見るように、数字を見る。
アノマリーは、未来を当てる道具というより、過去の市場を眺めるためのひとつの視点です。











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