2026-05-26

正解がない仕事に、私はまだ賭けられるのか。『ブルーピリオド』を読んで、もう一日だけ生きようと思った

『ブルーピリオド』を読んで、もう一日だけ生きようと思った
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『ブルーピリオド』を読んで、もう一日だけ生きようと思った

美術の世界なんて、自分には遠いと思っていました。
でも『ブルーピリオド』は、ただの美術漫画ではなかった。

「正解のない毎日」を生きる人の物語だった。

私は、看護学校に入ってからずっとしんどい。

国家試験を乗り越えて、看護師になって、やっと人生が安定すると思っていた。
でも実際は、そこからの方が苦しかった。

毎日、判断を迫られる。
どれだけ考えても、「これでよかったのか」が残る。

患者さんへの対応。
先輩との関係。
終わらない業務。
自分の未熟さ。

ちゃんとやろうとするほど、どんどん苦しくなる。

そんな時に出会ったのが、 『ブルーピリオド』 だった。

『ブルーピリオド』は、美術漫画じゃなかった

主人公の矢口八虎は、器用に生きてきた高校生だ。

空気を読んで、周囲に合わせて、それなりにうまくやっている。
でもある日、一枚の絵に心を奪われる。

そこから人生が変わっていく。

美大受験。
予備校。
才能ある人たち。
努力しても追いつけない現実。

読んでいて苦しくなった。

なぜなら、 これは「美術」の話ではなく、「人生を何に賭けるか」の話だったから。

好きだけじゃ続かない。
でも、それでもやる。

この作品には、夢をキラキラ描く軽さがない。

むしろ何度も、 「本当にやるの?」 と問いかけてくる。

だから刺さる。

看護師の仕事と、あまりにも似ていた

私は読んでいて、何度も自分の仕事を思い出した。

看護も、正解がない。

頑張れば必ず報われるわけじゃない。
努力だけで乗り越えられる世界でもない。

人と比べる。
自分の限界を知る。
「向いていないのでは」と思う。

それでも次の日には、また職場へ行く。

八虎が絵に向き合う姿が、あまりにもリアルだった。

『ブルーピリオド』が刺さる人
  • 毎日なんとなく消耗している
  • 仕事で「これでいいのか」と悩んでいる
  • 頑張っているのに報われない感覚がある
  • 挑戦したい気持ちと、怖さが共存している
  • 30代に入って人生の重さを感じ始めた

「もう少しだけ生きよう」と思えた

この作品を読んだからといって、人生が急に変わったわけじゃない。

仕事は相変わらず大変だし、しんどい日は普通にある。

でも、少しだけ思えた。

「明日も一応、職場に行こう」

それだけだった。

でも、その“それだけ”が、当時の私には必要だった。

生きるって、たぶん派手じゃない。

劇的に救われることなんて、ほとんどない。

だけど、本や映画や音楽が、 「あと一日だけ」 を繋いでくれることはある。

『ブルーピリオド』は、私にとってそういう作品だった。

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コメント1件

  • leverage-ns より:

    もし今、
    「自分もしんどいまま働いてるな」
    と思っている人がいたら、よかったらコメントで教えてください。
    きれいな言葉じゃなくて大丈夫です。
    「今日も疲れた」だけでも。
    そういう言葉って、たぶん誰かの救いになる気がしています。

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