2026-05-24

日経平均が最高値更新!今週の相場を動かした3つの材料と、来週の注目ポイント【2026年5月24日】

日経平均が最高値更新!今週の相場を動かした3つの材料と、来週の注目ポイント【2026年5月24日】
2026年5月24日(日)

Market Report

日経平均が最高値更新。
今週の相場を動かした3つの材料
来週の注目ポイント

今週、日経平均は7営業日ぶりに最高値を更新。看護師の私が「いまの市場は何に動いているのか」を、できるだけわかりやすく整理しました。

日経平均 (5/22終値)
63,339円
▲ 1,654円 (+2.68%)
NYダウ (5/22終値)
50,579ドル
▲ 294ドル (+0.58%)
日経先物 (夜間)
63,280円
▼ 60円

今週の東京株式市場は、5月22日(木)に日経平均が終値で6万3,339円と、7営業日ぶりに最高値を更新しました。NYダウも約3ヶ月ぶりの最高値を記録。相場を牽引したのは「米・イラン和平交渉への期待」「エヌビディア決算通過によるAI株の勢い持続」「ソフトバンクGの急騰」という3つの大きな材料です。

今週、相場を動かした3つの材料

Material 01
米・イランの戦闘終結交渉が前進。「地政学リスク」がじわり後退した
地政学リスク 原油

今週の相場を動かした最大の材料のひとつが、アメリカとイランの停戦交渉が進んでいるという報道です。カタールの交渉団がイランに入り、停戦合意に向けた協議が進展しているとのニュースが市場に伝わりました。

中東で戦争が起きていると、ホルムズ海峡(世界の原油輸送の要所)が封鎖され、原油価格が上がります。原油が高くなると企業のコストが増え、インフレが長引くリスクがある。そのため「停戦交渉が進む=原油高騰が落ち着く=株にはプラス」という流れで、買いが入りました。

Material 02
エヌビディア決算が市場予想を上回る。AI株ラリーは「まだ続く」サインに
AI・半導体 エヌビディア

5月21日(水)に発表されたエヌビディア(NVIDIA)の決算は、売上高が市場の予想を上回り、次の四半期の見通しも強気なものでした。さらに800億ドル規模の自社株買い計画も発表。

発表直後はエヌビディア自身の株価は少し下がりましたが、「半導体需要は本物だ」という安心感が市場全体に広がり、日本でもフジクラ、古河電工、村田製作所などのAI・電線・電子部品関連株が急伸しました。「エヌビディアが下がっても、他のAI関連株は上がる」——この動きは、AI相場の成熟を示しているとも言えます。

Material 03
ソフトバンクGが急騰。1銘柄だけで日経平均を570円以上押し上げた
個別株 ソフトバンクG

今週のサプライズ的な動きが、ソフトバンクグループ(9984)の急騰です。この1銘柄だけで、日経平均を570円以上押し上げました。AI・テクノロジーへの投資を積極的に進めるソフトバンクGは、エヌビディア関連のポジティブな流れを受けて買われる展開に。

日経平均は銘柄ごとに「影響度(ウエイト)」が異なる計算方式のため、ファーストリテイリング(ユニクロ)やソフトバンクGのような値嵩株の動きが、指数全体に大きく影響します。今日の市場ニュースを読む際、「誰が引っ張っているのか」を意識するだけで理解が変わります。

日経平均終値
63,339
5/22 最高値更新
売買代金(東証プライム)
9.1兆円
超高活況水準
野村証券 年末予想
60,000
→ 上方修正済み

来週(5月26日〜)の注目ポイント3選

来週の予想レンジ
62,000円 ──▶ 64,500円
※市場アナリスト予想の目安

▶ 来週のカレンダー

1

米・イラン和平交渉の行方(随時)

最大の注目点は引き続き中東情勢です。合意が進めば原油価格が落ち着き、株式市場にはプラス。ただし、早期に戦争終結が確定すると「買い材料の消化」として、AI株から出遅れセクター(銀行・素材など)へ資金がシフトする可能性もあります。「和平=単純に株高」ではない点に注意。

2

植田日銀総裁の講演(5月27日)

国際コンファランスで植田日銀総裁が挨拶を予定しています。現在、市場は「日銀の6月利上げ可能性」を意識しています。タカ派(引き締め寄り)な発言が出ると円高・株安の流れになりやすいため、発言トーンに注目です。

3

米・コアPCE価格指数の発表(5月28日)

「PCE」はFRB(米中央銀行)が最重視するインフレ指標です。数字が高いと「利下げはまだ先」とみなされ、株にはマイナス。低ければ利下げ期待で株高という構図。米国株式市場は5月25日(月)がメモリアルデーで休場のため、実質的な取引は26日(火)からの4日間になります。

「AI相場は終わっていない——でも、その熱をどの銘柄が次に拾うかを考えながら見ていくフェーズに入っている気がします。」

看護師として病院で働きながら投資を続けていると、「相場って、患者さんのバイタルに似てるな」とたまに思います。数字だけを見ていても意味がなくて、その背景に何があるのかを読もうとする習慣が大切。

今週の最高値更新は、単なる「株価が上がった」ではなく、地政学リスクの後退 × AI需要の継続確認 × 海外マネーの日本株への流入が重なった結果です。野村証券が年末の日経平均を60,000円に上方修正するなど、機関投資家の見方も強気に変わってきています。

一方で、長期金利が高止まりしていること、原油在庫が5月末に需要100日分を割り込む可能性があること、エヌビディア以外のAI株が一気に調整する展開も否定できません。楽観と注意を同時に持ちながら、来週の材料を眺めていこうと思います。

⚠️ 免責事項:本記事は個人的な情報収集・まとめをもとにした読み物です。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。記事内の株価・指数はすべて5月22日終値または直近データに基づいています。
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2026年5月24日 更新 | 記事内の数値は取材・調査時点のものです
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